慶応元年(1865年)ごろの兵庫港
神戸と牛肉との歴史は長く、江戸時代末期の慶応3年、江戸幕府が兵庫港(現在の神戸港)を開港場として外国貿易に門戸を開いたころまでさかのぼります。
神戸市中央卸売市場西部市場は、食肉の流通拠点として、その当時からの伝統を今に受け継ぎ、良質な食肉の安定供給に努めてまいりました。
しかし、近年ではライフスタイルの多様化や消費者ニーズの変化に加え、交通インフラの整備や冷蔵技術の進化に伴う流通形態の変化により、食肉卸売市場に求められる役割や機能にも変化が求められるようになりました。
当社は、これまでの食肉市場の既成概念にとらわれることなく、常に新しい発想を積極的に取り入れ、時代とともに刻々と変化するニーズに柔軟かつ迅速に対応できる卸売会社でありたいと考えております。
また、同時に「適正な価格形成」と「生鮮食料品の安定供給」といった、卸売市場に求められる本来の役割を決して軽んじることなく、「信頼される食肉市場」をモットーに、より多くの方に親しんでいただける市場作りに日々精進して参る所存です。